

企業理念は、その企業が何のために存在し、どこを目指し、どのように行動すべきかを定める、羅針盤のようなもので、社員の行動規範や企業活動の方向性を示すものです。
企業理念を掲げることは、次のようなメリットもあるため、大企業だけではなく、中小企業にとっても、成長の基盤として非常に重要なものとなります。
1.企業が目指す方向性の明確化と全社一体感の醸成
2.企業や社員が意思決定をする上での判断基準の提供
3.社員のモチベーションアップ
4.企業イメージの向上
そして、企業理念は、「ビジョン」、「ミッション」、「バリュー(価値観)」の3つで構成されます。
それでは、これから、企業理念の構成要素である、「ビジョン」、「ミッション」、「バリュー(価値観)」について、それぞれ、その意義と具体的事例をみていきましょう。
ビジョンとは、「私たちは将来どのような企業になりたいのか?」「私たちは将来どのようなことを実現させたいのか?」という、企業が実現したい未来や目指す将来像を示すものです。
企業の中長期的な目標でもあります。
ビジョンは、社員全員に共有され、共通の目標として認識されるものであり、全員が同じ方向を目指して努力する動機付けとなるものです。
従って、自社が将来どういう企業になりたいか、また企業活動を通して将来何を実現させたいか、などをしっかりと考えて、社員にとっても顧客にとっても、できるだけイメージしやすい表現で決める必要があります。
また、これは最終的に目指していく遠い未来の目標であるため、やや現実離れした目標であっても構いません。
<ユニクロ(ファーストリテイリング)>
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」
<Amazon>
「地球上で最もお客様を大切にする企業になること」
「お客様がオンラインで買いたいと思うあらゆるものを探して見つけられる場であること」
<ソフトバンクグループ>
「世界の人々から最も必要とされる企業グループを目指して」
<影山タックスパートナーズ>
「3つの革命(※)を通じて業界の常識を打ち破り業界全体をリードし結果として日本一の会計事務所になる」
※3つの革命:当社が掲げる「事業の革命」「業務の革命」「自分の革命」の3つの改革を指しています。
ミッションとは、社会の中における企業の存在意義や社会に対して果たすべき使命を表します。
ミッションは、ビジョンを達成するための土台となるもので、企業が向かうべき方向性や行動基準を示す役割があります。
ミッションは、企業の根幹をなすものであり、基本的に変化するものではありません。
従って、自社の事業の特性や強みを加味し、社会全体の中でどういう存在でありたいか、社会に対してどういう役割を果たせるか、などを考えて決める必要があります。
<Google(アルファベット)>
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」
<テスラ>
「世界の持続可能なエネルギーへの移行を加速させること」
<ソフトバンクグループ>
「情報革命で人々を幸せに」
<影山タックスパートナーズ>
「日本の未来を支える中小企業と新しい価値を生み出すスタートアップを全力で支援し成長と革新が循環する社会を実現させること」
バリューは、ビジョンやミッションを実現するための、共有すべき価値観であり、具体的な行動指針です。
バリューは、経営的な判断をするときや、社員が日常的にやるべきことを判断するときなど、あらゆる場面での判断基準となるものです。
従って、企業のこれまでの歴史や将来ありたい姿を踏まえて、最も大切にしていること、或いはこれから大切にしていきたいことを、しっかりと考えて、バリューを決める必要があります。
<Netflix>
「判断力」「コミュニケーション」「誠実さ」「卓越性」
<リクルート>
「個の尊重」「当事者意識」
<ソフトバンクグループ>
「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」
<影山タックスパートナーズ>
「顧客ファースト」「適正価格(フェアバリュー)」「挑戦し続ける」「先を見て合理的に動く」「自立と成長」




